開花が進むカンザクラの枝に止まるメジロ。春と戯れているかのように見える=天龍村平岡

開花が進むカンザクラの枝に止まるメジロ。春と戯れているかのように見える=天龍村平岡

長野県 伊那路 花・紅葉

春風の中、メジロも体操 開花進む天龍のカンザクラ

信濃毎日新聞(2019年3月1日)

 天龍村平岡のJR飯田線伊那小沢駅脇で開花が進むカンザクラに、花の蜜を求めて集まるメジロ。春風の中、「チー、チー」と楽しげな鳴き声を響かせている。1羽は枝にしがみつき、まるで懸垂か逆上がりをしているかのような、おちゃめな姿を見せた。

 メジロはスズメより一回り小さく、名前の通り、目の周りが白いのが特徴だ。頭から背中にかけて広がる黄緑色がいかにも春らしい。この日は穏やかな日差しを浴びた淡いピンクの花から花へとせわしく飛び回り、細いくちばしで蜜を吸っていた。

 信州で最も早く開花することで知られる一帯のカンザクラ。昨季より2週間早い、2月21日に開花した。村地域振興課によると、花は現在三分咲きで、見頃は3月中旬になる見通しという。

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