骨組みから和紙を剥がす有志

骨組みから和紙を剥がす有志

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大行燈、今年で休止 福野夜高祭前夜祭へ制作開始

北日本新聞(2019年3月4日)

 南砺市福野地域中心部で4月30日に行われる福野夜高祭前夜祭の名物「文久(ぶんきゅう)の(大行燈)おおあんどん)」の制作が3日、同市の福野西部地区防雪センターで始まった。福野夜高保存会(晩田啓人会長)の有志が約20年間制作してきたが、高齢化や担い手不足のため、今年で休止する。晩田会長は「やむを得ず休止することになった。若い人たちによって近いうちに復活できれば良い」と話している。

 文久の大行燈は、福野夜高保存会(晩田啓人会長)が福野夜高祭連絡協議会から委託を受け、同保存会の有志が制作や展示、練り回しを2000年から毎年行ってきた。幕末の文久年間に行燈のサイズが最大になったとされることが名称の由来となっている。前夜祭で毎年JR福野駅前に登場し、駅前の通りを練り回す。見物人たちも引き回しに参加でき、祭の魅力を体感できる催しとしても親しまれてきた。

 しかし、制作者の高齢化や人手不足が年々進み、作業を続けることが困難になったため、大行燈の制作や展示、練り回しを今年で一時取りやめることになった。

 この日は福野夜高保存会のメンバーら25人が、行燈が保管されている福野西部地区防雪センターに集まり、和紙を骨組みから剥がした。今後、傷んだ骨組みを直して和紙を貼り直し、下絵の作業である「ろう引き」を経て色を塗り、高さ約15メートルに仕上げる。

 共に行燈を制作するボランティアを住所や性別、年齢を問わず募集している。問い合わせは同会総務担当の河合秀和さん、電話090(4684)1165。

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