満開の桜が縁取る松川べり。大勢の人が花見を楽しんだ=富山市東田地方町のビル屋上から

満開の桜が縁取る松川べり。大勢の人が花見を楽しんだ=富山市東田地方町のビル屋上から

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富山市の松川べりに花見客どっと

北日本新聞(2019年4月7日)

 富山市でソメイヨシノの満開が発表されて初の週末となった6日、県内は朝から晴れ、松川べりには大勢の花見客が繰り出した。

 遊覧船からの眺めを楽しんだ新潟市の会社員、松尾隆さん(62)は「川の両側から覆いかぶさるような桜が本当にきれい」。桜橋など松川に架かる橋では大勢の人が足を止め、咲き誇る花に見入った。

 富山地方気象台によると、6日の最高気温は富山17・2度、高岡(伏木)17・5度で、4月中旬並みだった。7日は気圧の谷や湿った空気の影響を受け曇りで、昼前から昼すぎにかけては雨が降る見込み。

 全日本チンドンコンクールに合わせるかのように桜並木が満開となった富山市の松川べりは6日、終日混雑した。川沿いの道路は花見の車列で一寸ずりの渋滞が続き、周辺の道路も朝から各所で混み合った。

 松川で遊覧船を運営する富山観光遊覧船(同市丸の内)によると、午前9時の営業開始前から順番待ちの列ができ、45分前倒して運行をスタート。待ち時間は最大約3時間に達し、今季最多の約1100人が乗船した。同社の中村青児常務は「ここ数年では一番の入り込み」と話した。

 松川沿いにつながる道路も終日渋滞し、松本や飛騨など県外ナンバーの車も目立った。

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