本格的な音響装置が設置された本堂

本格的な音響装置が設置された本堂

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善徳寺に本格音響装置 レコード・CD定期鑑賞会 城端

北日本新聞(2019年4月8日)

 お寺に親しみを感じてもらおうと、南砺市の城端別院善徳寺(亀渕卓輪番)は今月から本堂に本格的な音響装置を設置し、レコードやCDの鑑賞会「音御堂(おみどう)」を定期的に開催する。初回の7日は、城端地域一円で繰り広げられている「城端しだれ桜まつり」に合わせて実施。音色に引き寄せられるように、大勢の人が本堂に足を運んだ。

 善徳寺の本堂は280畳で、天井までの高さは5メートルを超える。音響装置を所有する市内の男性から提案を受け、大空間を生かして地域の交流の場にしようと鑑賞会を開くことにした。

 英国「タンノイ社」のスピーカーやレコードプレーヤー、アンプなどの機材を設置。地元にちなんだ民謡「麦屋節」や童謡、クラシック音楽など多彩な曲を流した。大きなスピーカーから流れる音楽は迫力があり、訪れた人はじっくりと聞き入っていた。亀渕輪番は「お寺はいつでも気軽に足を運んでもらえる場所だと感じてもらいたい」と話した。

 次回は5月18日午前を予定。LPレコードやCDの持ち込みによる演奏リクエストにも応じる。

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