「忍者ハットリくん」などのヒット作で知られる氷見市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんの世界観を紹介する企画展「藤子不二雄(A)展-(A)の変コレクション-」が10月6日から、高志の国文学館(富山市舟橋南町)で開かれる。デビュー以来約70年にわたる活動の軌跡を伝える。会期は12月22日まで。
藤子(A)さんは高校3年でデビューし、少年向けの「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」、大人向けブラックユーモアで知られる「笑ゥせぇるすまん」など、世代を超えて愛される名作を次々に送り出してきた。
藤子不二雄(A)展は、昨年10月からことし1月まで東京・六本木ヒルズで開催された展覧会の巡回展。東京の会場では、原画やグッズ、「笑ゥせぇるすまん」に登場する「BAR魔の巣」の再現コーナーなどが人気を集め、延べ22万人が来場した。
富山は、今年7~8月に開かれる福岡会場に続き、3会場目となる。藤子(A)さんの作品を紹介している潮風ギャラリー(氷見市中央町)とも連携して富山展を盛り上げる。
同文学館館主催、北日本新聞社共催、藤子スタジオ特別協力。氷見市協賛。