福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡資料館で4月27日から始まる特別公開展「明智光秀と戦国越前~光秀、一乗に来たる」の宣伝隊が24日、福井新聞社を訪れ、光秀の脇差しややりなど展示の見どころをアピールした。同じく27日から城下町の生活が再現される同遺跡の復原町並への来場も呼び掛けた。
明智光秀は青年期に10年ほど越前国で過ごしたとされ、福井市東大味町にはゆかりとされる明智神社もある。特別展は、福井と光秀のつながりを示す史料など61点を一堂に集めた。光秀の脇差し「明智兼光」や、光秀から土岐家に伝わったやり「血吸」など貴重な武器も県外から取り寄せた。
復原町並の「生活再現」は、中級武士や商人にふんした劇団員が観光客を迎える。春と秋に実施しており、春は5月6日まで。
向出宏二館長ら6人が訪れ「大河ドラマなどでこれから注目が高まる明智光秀と福井のつながりを知る絶好の機会。10連休は歴史を楽しんで」と話した。