大伴家持に関する資料などを興味深そうに見る参加者=高岡市万葉歴史館

大伴家持に関する資料などを興味深そうに見る参加者=高岡市万葉歴史館

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高岡・氷見の万葉ゆかりの地巡る 短歌関係者

北日本新聞(2019年4月25日)

 「いまに生きる 越中万葉遺蹟(いせき)巡りの旅」が24日始まり、県内外から参加した17人が高岡、氷見両市の大伴家持や、越中万葉ゆかりのスポットを巡り、万葉の時代に思いをはせた。25日まで。

 日本短歌協会でつくる実行委員会が大伴家持生誕1300年記念事業の一環として実施した。同協会や県歌人連盟の役員らが参加した。

 高岡市伏木一宮の市万葉歴史館では、記念特別展「『令和』と『万葉集』~家持の父大伴旅人と梅花の宴~」などを見学。新谷秀夫学芸課長から、新元号「令和」の典拠となった万葉集の写本や、家持が越中赴任中に梅の花を詠んだ歌などについて説明を受け、資料をじっくりと見たり、メモを取ったりした。

 同協会の甲村秀雄理事長(東京)は「元号が変わる節目に、改めて万葉の時代を心に刻み付けることができた。記憶に残る、有意義な旅になった」と話した。

 この日はかつて家持が訪れ歌を詠んだ氷見市の藤波神社や「布勢の水海」(十二町潟の古称)などにも足を運んだ。24日は高岡市の国宝瑞龍寺や高岡古城公園などを訪れる。北日本新聞社後援。

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