福井県福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で5月5日に行われる「第10回越前朝倉曲水(きょくすい)の宴(えん)」(福井新聞社協賛)の宣伝隊が2日、福井新聞社を訪れ「朝倉館跡の新緑に映える、豪華絢爛(けんらん)な平安の遊びを見てもらいたい」と来場を呼び掛けた。
小川沿いに歌人が座り、酒を満たした杯が流れ着く前に和歌を詠む。今年の題は「新(あたらしい・あらた)」。公募により20~70代の男女12人が参加、みやびな装束をまとい和歌を披露する。
宣伝隊は烏帽子(えぼし)、狩衣(かりぎぬ)姿の男性と小袿(こうちぎ)姿の女性ら6人が来社し、華やかな催しをアピール。実行委の岸田清副会長は「朝倉氏遺跡では令和になって初のイベント。朝倉義景が城下で催したという史実の再現であり、その栄華に触れてほしい」と話していた。
曲水の宴は午前10時~同11時半。参加者との記念撮影など交流が楽しめるほか、足羽高茶道部のお茶席、手打ちそばの実演販売もある。問い合わせは実行委事務局=電話0776(41)2330。