「森林浴発祥の地」とされ、平均樹齢300年ほどのヒノキ林が広がる木曽郡上松町の赤沢自然休養林は大型連休中、大勢の観光客でにぎわっている。好天に恵まれた3日も家族連れなどが森林鉄道に乗ったり、散策したりして新鮮な空気を味わった。
休養林は広さ728ヘクタールで、園内の1・1キロの区間を森林鉄道がゆっくりと往復している。ヒノキやサワラ、ネズコなどの木曽五木が生える林を眺めたり、休養林内を流れる川で遊んだりできる。
横浜市から家族で訪れた伊藤しのぶさん(40)は母親の実家が上松町にあるため、子どもの頃に何度も来たといい、「家族を一度連れてきたかった。涼しくて、やっぱり気持ちのいい場所」と笑顔だった。
休養林は4月27日に今季の営業を開始。11月7日まで営業する。