射水市の新たなブランド魚「万葉かれい」の今シーズンの初競りは6日、同市八幡町の新湊漁港で行われ、400グラム以上で肉厚の38匹が競りにかけられた。
万葉かれいは庄川河口近くの漁場で捕れたマコガレイ。新湊漁協に所属する漁師が「沿岸漁業研究会」をつくり、品質の良い個体を水揚げ後に水槽に入れて泥を吐かせ、泥臭さを消し風味を増して2012年から出荷している。
この日の競りで最も大きいカレイは体長約40センチ、重さ約920グラムだった。カレイには捕った船名や「万葉かれい」などと記されたタグが付けられ、仲買人が次々に競り落としていった。
新湊産のカレイは夏に向けて肉厚になり、風味がさらに増していく。地元では刺し身に使う高級魚として知名度を上げている。10月ごろまで出荷される。