鵜坂公民館前に設置された看板

鵜坂公民館前に設置された看板

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PR看板に家持の和歌 25日婦中で売比河鵜飼祭

北日本新聞(2019年5月11日)

 25日に富山市婦中町島本郷の田島川で開かれる「売比河鵜飼祭(めひかわうかいまつり)」の看板が、鵜坂公民館(同市婦中町上田島)の正面に置かれ、本番に向けてムードを盛り上げている。

 同祭は奈良時代の越中国司、大伴家持が神通川(古名・売比河)の鵜飼い漁を題材にした和歌を詠んだとの故事にちなみ、地元住民でつくる実行委員会(有岡照雄実行委員長)が毎年開いている。

 2メートル四方の看板で、家持が詠んだと伝わる「売比河の 早き瀬ごとに 篝(かがり)さし 八十伴(やそとも)の男は 鵜川立ちけり」という和歌を紹介。小舟に乗った鵜匠がかがり火をともし、鵜を操ってアユを捕らせている様子が描かれている。

 当日は午後5時に鵜坂小6年生の「鵜坂さんさい踊り」で幕開けし、児童や生徒のダンス、住民のバンド演奏など多彩な企画を繰り広げる。鵜飼い漁の実演は同8時ごろから。北日本新聞社共催。問い合わせは鵜坂公民館、電話076(465)2494。

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