南砺市蓑谷(城端)地域で、米作りの技術を学ぶ「農業塾」で収穫したコメを活用し、どぶろく生産や農家レストランを運営する農事組合法人「縄っこ」の設立総会が28日夜、蓑谷地区交流センターで開かれた。
蓑谷地域では昨年、親の世代に米作りを任せきりにしている若者が多いことを踏まえ、農業塾をスタートさせた。同地域の男性でつくる「廃れいく集落を真面目に心配する会」(山田清志会長)のメンバーが連携し、山田錦を育てた。
ことしはコシヒカリでどぶろくの生産を目指す。酒造りの免許取得に必要な農家レストランの運営は、イベントでご当地グルメを提供している地元の主婦グループ「ゆかた~ず」の協力を得て行う。
農事組合法人は農業塾やゆかた~ずのメンバーで構成し、名称は城端地域の縄ケ池にちなんで「縄っこ」とした。総会で代表理事に選ばれた山田さんは「特産となるどぶろくを生産したい」とあいさつした。