明かりがともり梅鉢紋が浮かび上がった石灯籠

明かりがともり梅鉢紋が浮かび上がった石灯籠

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石灯籠、太陽光LEDで自動点灯 高岡の八丁道

北日本新聞(2019年5月30日)

 高岡駅と国宝瑞龍寺の参道「八丁道」、新高岡駅を結ぶ市道に設置された石灯籠61基に、中のLED(発光ダイオード)を光らせる太陽光パネルが取り付けられた。夜間は自動感知で明かりがともり、加賀前田家の梅鉢紋が浮かび上がる。

 石灯籠は、高岡市駅南地区の事業者らでつくる市民グループ「瑞龍寺夢参道まち衆会」(伏江努会長)が設置した。

 市内外の405人、企業156社から集まった約2400万円の寄付金を活用した。

 2009年から整備を始め、当初は高岡駅から八丁道までの市道約450メートルの中央分離帯に15基を設置。高岡の「町民文化」が日本遺産に認定され、高岡御車山(みくるまやま)祭がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを受け、昨年9月までに八丁道から新高岡駅までの市道約1キロに46基を追加した。

 御影石製の灯籠は高さ約1・8メートル。太陽光パネルは、LEDの明かりをともす火袋に付けたものと、灯籠の外に設けたものの2種類ある。4月に作業を終えた。

 LEDは暖色系で、暗くなると自動点灯する。伏江会長は「灯籠に"魂"が入った。道しるべの役割に加え、夜は幻想的な景観になる」と喜んでいる。

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