やいとの熱さに耐え、無病息災を祈る参拝者=瑞龍寺

やいとの熱さに耐え、無病息災を祈る参拝者=瑞龍寺

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熱さ耐え無病息災願う 高岡・瑞龍寺で「ひとつやいと」

北日本新聞(2019年6月2日)

 国宝瑞龍寺(高岡市関本町)の恒例行事「ひとつやいと」が1日、同寺で行われ、大勢の参拝者が熱さに耐えながら、無病息災を祈った。

 午前5時の開始に先立ち、四津谷道宏住職がやいと(おきゅう)に使うもぐさと線香を法堂(はっとう)の青麻三光菩薩(あおそさんこうぼさつ)に供え、無病息災や万難消滅を願って読経した。参拝者は、法堂と大茶堂を結ぶ高廊下に並んで座り、僧侶が、万病に効くとされる両膝のつぼにもぐさを据えた。火が付けられると、参拝者は静かに手を合わせて健康を祈った。体験した人の中には「熱い」と声を上げる人もいた。

 ひとつやいとは毎年、6月1日と7月1日に行われる。

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