神事をカメラに収める関係者=白山比咩神社

神事をカメラに収める関係者=白山比咩神社

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白山の魅力を動画配信 新幹線敦賀開業に向け、今年度に第1弾

北國新聞(2019年6月9日)

 2023年春の北陸新幹線金沢―敦賀開業に向け、白山市内の観光や商工団体などでつくる実行委員会は8日までに、市内の自然や伝統文化などの魅力を動画で紹介する事業に乗り出した。今年度から3年間、年1作品ずつテーマを変えて撮影しインターネット配信する計画で、第1弾は「山」を舞台に撮影していく。22年度には、このほか長編ドキュメンタリー映像も制作し、「第2の開業」の盛り上げと誘客促進につなげる。
 動画制作は、白山市観光連盟、白山商工会議所と鶴来、白山、美川の3商工会でつくる白山地域振興プロジェクト実行委員会が企画した。霊峰白山の恵みや次代に継承したい伝統文化、人々の暮らしを撮影し、動画配信サイト「ユーチューブ」などに投稿する。
 動画は1作品につき5分程度を予定し、今年度は「山」、来年度は「川」、21年度は「海」をテーマとする。写真家の宮澤正明さん(東京)が映像記録を担当し、金沢城公園での誘客イベント「冬の夜のマジカルセッション」などを手掛ける立川直樹さん(東京)がプロデューサーを務める。事業は県の「いしかわ魅力"再発見"コンテスト」の採択を受けた。
 8日は撮影班が白山比咩神社を訪れ、県内の漁業関係者が海上安全や豊漁を祈願する「御贄講(みにえこう)大祭」を視察。舞女(まいひめ)2人がタイを釣り上げる所作を神楽にした「大漁神楽」を舞う様子や、県漁協美川支所の10人による市無形民俗文化財の祝い唄「御酒(ごんしゅう)」の奉納などをカメラに収めた。国重要無形民俗文化財「尾口のでくまわし」も撮影した。
 6、7日は手取峡谷や白山高山植物園、別当出合、鳥越城跡などを訪れた。秋にも動画撮影を行い、今年度末までに公開する。
 立川さんは「霊峰白山の恵みは山から海まで広く、ドラマがある。埋もれた魅力を掘り起こしたい」と意気込み、宮澤さんは「豊かな自然と共存する人々の営みを撮影していきたい」と話した。

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