羽咋市の柴垣漁港で20日、夏の能登を代表する海の幸「柴垣産天然岩ガキ」の漁が始まった。初日は海士(あま)の野口勉さん(71)と角尾正敏さん(65)が7~8メートル素潜りし、殻の長さ20センチ以上の大物を含め約200個を水揚げした。
柴垣産の岩ガキは濃厚なうま味と甘みが特長。石川県漁協柴垣支所の担当者は「岩場につくカキは珍しく、今年も上々」と話す。道の駅のと千里浜の魚市(22日)や2周年祭(7月6、7日)で限定販売するほか、地元の料理店や金沢の市場へ出荷する。漁は8月上旬ごろまで続く。
今年は市のふるさと納税の返礼品に初めて加わり、3万3千円以上を寄付した人に殻付きの特大サイズ8個入りを先着200セット限定で送る。申し込みは今月末まで。