となみチューリップフェアに15年連続で通う岡山県津山市の佐故正和さん(71)は、これまでに撮影したチューリップ557品種をまとめたパネルを砺波市のチューリップ四季彩館に寄贈した。館内のチューリップに関する資料を展示するスペースに飾り、県内外に砺波のチューリップをPRする。
竹村和敏館長によると、佐故さんは毎年のフェアを楽しみにしており、自分のカメラでチューリップを撮影する。同時に、品種の名前をメモに取り続けてきたという。
パネルは縦84・5センチ、横60センチで、2008~15年までの8年間で撮りためたチューリップの写真を品種と共に11分類にまとめた。県産品種の「黄小町」「とやまレッド」をはじめ、「紅豊」や「春万葉」「プリンスオブニッポン」など県内で生産数が少ない品種も紹介している。今春開かれたフェアに夫婦で訪れた佐故さんが、竹村館長にパネルを贈った。
フェアは21年に節目の70回を迎える。竹村館長は「さらに魅力あふれるフェアとし、多くの来場者に来てほしい」と話している。