ロケを予定している水橋フィッシャリーナを見つめる平井さん

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水橋映画、温かい街表現 仏在住平井監督が準備

北日本新聞(2019年7月25日)

 フランス在住の映像作家、平井敦士さん(29)=富山市水橋辻ケ堂出身=は8月中旬、監督する短編映画の撮影を水橋地区を中心にスタートさせる。6月中旬に帰郷し、8月末まで地元で映画作りに没頭することにしており「人の温かみの残る街の姿を表現したい」と準備を進めている。

 平井さんは映画監督を目指し2012年に渡仏。同作では、帰国して街の変化や時の流れに戸惑う主人公の姿を自身の経験を基に描く。

 水橋の漁港や商店街、実家などで撮影する予定で、8月上旬からはフランス人カメラマンとロケ地を確認する。

 帰郷して改めて水橋を見つめ直した。街の活気が失われたように感じた一方、映画作りを応援してくれる人の多さに地元ならではの温かみを感じた。個人的な感慨だけでなく街の姿を多く盛り込もうと脚本を書き直した。

 クラウドファンディングで募った出資は、目標の2倍の約70万円を達成。フランスの映画製作会社の協力が得られることも決まった。「支えてくれた人のためにも、いい作品を作る責任がある」と言葉に力を込めた。

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