「生きる」の絵本原画などを眺める来場者

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国民的詩人の魅力紹介 「谷川俊太郎の宇宙」展 高志の国文学館

北日本新聞(2019年7月28日)

 詩人・谷川俊太郎さんの作品世界に迫る企画展「谷川俊太郎の宇宙」が27日、富山市舟橋南町の高志の国文学館で始まった。直筆原稿や原画の展示、朗読、映像など多彩な角度から国民的詩人の魅力を伝えている。9月23日まで。

 谷川さんは1952年に詩集「二十億光年の孤独」でデビュー。詩作のほかに「鉄腕アトム」の主題歌や「マザーグースのうた」の翻訳など、幅広い仕事を手掛けてきた。

 絵本や写真集にもなった「生きる」の原画、写真のほか、創作ノート、直筆原稿、愛用品など約160点を並べた。富山大の学生が制作協力した特設スペース「詩の宇宙」では、地球や火星を壁に投影し、星空を表現するランタンをつり下げるなど、代表作「二十億光年の孤独」の世界観を演出した。富山北部高校情報デザイン科の生徒が挿絵を描いた詩集も並んでいる。

 開会式では須河弘美県生活環境文化部長、和田悟北日本放送専務、木村北日本新聞社読者局長があいさつ。関係者がテープカットした。北日本新聞社共催。

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