大聖寺署、あわら署などは20日、加賀市塩屋町の塩屋漁港などで合同沿岸警備訓練を行い、密入国やテロ阻止に向けて県境沿いでの連携を確認した。
大阪税関金沢税関支署や金沢海上保安部など石川、福井両県内の計9機関・団体から約60人が参加し、加賀市の沖合で不審船が確認されたとの想定で行われた。
不審船は海保の巡視艇によって塩屋漁港に追い込まれ、犯人役2人が上陸。大聖寺署員が1人をその場で確保した。
もう1人は漁港に待機していた別の仲間と車であわら市内に逃走したが、あわら署員が検問で車を止め、2人の身柄を確保した。税関職員が車内の不審物をエックス線検査し、爆発物処理班が爆発物として対処する流れを確かめた。