羽咋の自然栽培米を使った「縁おむすび」に期待を込める関係者=羽咋市の気多大社

羽咋の自然栽培米を使った「縁おむすび」に期待を込める関係者=羽咋市の気多大社

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おむすびで「縁結び」 羽咋・気多大社、JA、八幡が協力 10月から

北國新聞(2019年9月4日)

 羽咋市の気多大社とJAはくい、食品製造販売の八幡グループが、肥料や農薬を使わない自然栽培米を使い、縁を結ぶおにぎり「縁おむすび」を考案し、10月1日から提供する。「縁結びの神様」として知られる同大社が地元の農協、企業とタッグを組み、国内外から訪れた参拝客に自然栽培米の魅力をアピールし、豊かな食に恵まれた羽咋の名物にしていきたい考えだ。
 計画では、「縁おむすび」らしく、ノリや具材でハート形を表現するほか、羽咋の特色がでるような具材や形状となるよう今後、趣向を凝らす。
 毎月1日に気多大社で営まれる縁結び祈願「ついたち結び」に合わせ、100個限定で提供し、9月1日から同大社-金沢間で無料運行する特別仕様の貸切バス「花嫁のれん第二章」の車内などで味わってもらう。
 縁おむすびは、8月下旬、県がMICE(国際会議や報奨旅行)の誘致を図るために金沢市内で開いた商談会に出席した気多大社とJAはくいの担当者に、北口義一県国際観光課長が提案した。同大社が八幡グループに協力を打診し、話がまとまった。
 はくい市観光協会長の三井孝秀宮司は「地元のJAと企業と手を組んだ羽咋の名物として、羽咋観光の活性化につながってほしい」と話した。
 同副会長の久保圭子八幡常務も「豊かな食を通じて地元を盛り上げていきたい」、同理事を務めるJAはくいの粟木政明経済部次長は「地域資源の自然栽培が結ぶいろんなご縁を大切に、日本だけでなく海外にも広がってほしい」と期待を込めた。

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