航空ショーを目当てに12万9千人が詰め掛けた航空祭会場=航空自衛隊小松基地

航空ショーを目当てに12万9千人が詰め掛けた航空祭会場=航空自衛隊小松基地

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小松の空、12万人くぎ付け 航空祭、ブルーインパルス6機飛行

北國新聞(2019年9月17日)

 青く澄みきった秋の空に6本の白線が等間隔で引かれていく。16日に航空自衛隊小松基地で行われた「令和元年航空祭inKOMATSU」に空自のアクロバット飛行チーム、ブルーインパルスが令和になって初めて6機そろって登場、12万9千人(主催者発表)の航空ファンをうならせた。陸自、米軍も参加し、航空祭は国防の最前線に立つ同基地の自負を印象付けた。
 空自松島基地(宮城県東松島市)所属のブルーインパルスは4月に機材の不具合が見つかった。以降、千歳(北海道)、松島、三沢(青森)の各地で航空ショーが催されたものの、6機そろった本来の編隊が組まれることはなく、一時は小松での飛行も危ぶまれた。
 ブルーインパルスの飛行は午後にスタート。ごう音が空を裂き、時速800キロの背面飛行などの一糸乱れぬ妙技を繰り出す編隊。スモークで空にハートマークが描かれると、基地を埋めるファンは「すごい」と歓声を上げ、盛んにカメラのシャッターを切った。
 航空祭には陸自第10師団(名古屋)の74式戦車や、米軍三沢基地所属のF16戦闘機も参加。戦車は空砲を放ち、F16戦闘機は急上昇や急旋回の飛行を実演した。陸自と米軍はブルーインパルスの6機そろっての飛行が可能か不透明の中、小松基地からの要請を受けて特別に参加したもので、結果として今回はブルーインパルス、陸自、米軍そろい踏みの「他に類を見ない航空祭」(関係者)となった。
 小松基地の第303、306飛行隊もF15戦闘機による編隊飛行で日頃の訓練の成果を示し、3年前に小松に移転した飛行教導群「アグレッサー」も迫力のフライトで、会場を沸かせた。今回も目立ったトラブルはなかった。
 途中に開かれた祝賀会で、小松基地の門間政仁基地司令は「航空祭は地元の支援と協力があってこそ。さらに地元との関係を深めたい」と語った。航空祭を巡っては、一部に騒音や事故などを理由に中止を求める声もあるが、無事に毎年催され、10万人以上の航空ファンでにぎわうのは、空自と地元住民の良好な関係が続いているからに他ならない。

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