園児・児童の絵を使ったライトを並べる関係者

園児・児童の絵を使ったライトを並べる関係者

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夜の町和紙ライトで彩り 坂のまちアートinやつお

北日本新聞(2019年9月27日)

 10月12~14日に富山市八尾地域中心部で開かれる「坂のまちアートinやつお」に合わせ、地元の子どもたちが絵を描いたライトが夜の町を彩る。町屋に美術作品が並ぶイベントで、夜の散策も楽しんでもらうための演出。会場となる上新町で25日夜、点灯リハーサルが行われ、関係者が雰囲気を確かめた。

 坂のまちアートは、町屋とアートを融合させようと、実行委員会が1996年から毎年開いている。八尾地域の旧町のうち、東、西、鏡、上新、諏訪の5町の町屋が会場となり、ことしは県内外の50の団体と個人が出品する。

 作品が見られるのは午後5時まで。夕方以降も楽しめるように、上新町商工振興協同組合がライトアップすることにした。桂樹舎(鏡町)の和紙に、八尾地域の5保育所・こども園の園児と上新町の小学生計約280人が自由に絵を描き、LEDライトで照らす。和紙には昆虫や家族の似顔絵などカラフルな絵が描かれている。

 ライトアップは12、13の両日の日没から午後9時まで。上新町商店街の通り沿い400メートルに約300個を並べる。ライトアップ中は上新町で屋外コンサートや、東、西、上新町の町屋の窓を影絵で照らすイベントもある。実行委員会事務局の田代忠之さんは「昼は町屋とアート、夜は町屋と明かりとのコラボレーションを楽しんでほしい」と話している。

 坂のまちアートは午前10時~午後5時(14日は同4時まで)。北日本新聞社後援。

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