楽器の音に合わせてステップを練習する東町自治会メンバー

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遷宮100周年で獅子舞 13日戸出野神社

北日本新聞(2019年10月11日)

 高岡市戸出町3丁目の戸出野神社で12~14日に行われる遷宮100周年記念事業で、地域住民らが13日に獅子舞を奉納する。神社の節目を祝おうと住民らは練習に励んでいる。

 戸出野神社は1894(明治27)年に火事で全焼し、1919(大正8)年に再建された。記念事業は、同神社奉賛会(角玄富雄会長)が、秋季例大祭の「幌武者(ほろむしゃ)祭り」に合わせて企画した。

 同会をつくる10の自治会はそれぞれ獅子舞を受け継いできた。13日は東町と北町の両自治会が、拝殿の前で舞を披露する。

 東町自治会は、獅子と獅子取りがにらみ合いながら軽快なステップを踏む。約2メートルの棒を持った天狗(てんぐ)の舞も見どころ。獅子取りの柳田凌汰君(戸出東部小5年)は「笛や太鼓の音とずれないよう意識して練習している。本番は間違えずに踊りたい」と意気込む。

 若者が減り、獅子舞が途絶えていた北町自治会は、5年ぶりに披露する。獅子頭と胴体がダイナミックに動くのが特徴で、メンバーらは足さばきに磨きをかけている。和泉孝さん(43)は「神社の節目にみんなで舞うことができてうれしい」と話す。

 記念事業では、各町内で保管している獅子頭や同神社に関する資料を展示する。13日には餅まきや振る舞い酒も予定されている。

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