熊野神社から寄託された「十二支絵馬」(左)と「絵馬」

熊野神社から寄託された「十二支絵馬」(左)と「絵馬」

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棟方志功の大作絵馬寄託 南砺の熊野神社

北日本新聞(2019年10月14日)

 南砺市法林寺(福光)の熊野神社(喜志麻拓大宮司)は拝殿造営100周年を祝い、神社に奉納されていた板画家、棟方志功作の絵馬2点を福光美術館に寄託した。13日は同美術館で絵馬2点の展示が始まり、同神社で100周年記念祭が開かれた。 

 2点は「十二支絵馬」と「絵馬」。いずれも氏子の還暦記念や誕生祝いで、棟方志功が制作した。氏子が熊野神社に奉納し、拝殿に飾られていた。「十二支絵馬」は縦75センチ、横182センチの大作で、十二支が力強いタッチで表現されている。「絵馬」は縦52・5センチ、横64・5センチで、写実的に描かれている。

 今回、拝殿造営100周年を記念し、多くの人に見てもらおうと、福光美術館に寄託することになった。2点は13日、美術館の常設展に並び、来館者はじっくりと見入っていた。

 同神社では拝殿造営100周年記念祭が行われ、新調されたこま犬や、地元青年団による「みそつき太鼓」、女子児童による「豊栄舞」が奉納された。

 喜志麻宮司は「多くの人に鑑賞してもらい、熊野神社に興味を持って参拝してもらえればうれしい」と話している。

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