県公文書館の企画展「富山藩主、勢ぞろい！－初代利次から１３代利同まで－」が、富山市茶屋町の同館で開かれ、富山藩主前田家のそれぞれの人物像や政策などを資料とともに紹介している。１１月３日まで。

　新天皇が即位した節目の年に合わせ、江戸時代に１２回もの「代替わり」があった富山藩の歴史を振り返ってもらおうと企画。藩主と家臣が主従関係の確認のために交わした書状や、村役人が藩主をもてなすために考えた献立のメモ書きなど、約６０点の資料が並んでいる。６代利與（としとも）が趣味でたしなんだ漢詩の記録などもあり、訪れた人の目を引いている。