松本市の松本城本丸庭園の芝生が、紅葉したように淡い赤色に染まっている。市松本城管理事務所の担当者は、同じような現象はこれまで見たことがないと話す。庭園を管理する業者によると、芝生は一般的に気温の低下とともに、葉が緑色から茶色や黄色に変化するが、急に寒くなるなどすると、赤色に変わることがあるという。
同事務所によると、植えられているノシバが10月27日ごろから少しずつ赤くなった。事務所技師の小松伸康さん(37)は「病気で芝が枯れてしまうのではないかと心配した。赤い芝は珍しいので、ぜひ見に来てほしい」と話していた。