紋平柿の出荷作業に当たる農家=かほく市夏栗

紋平柿の出荷作業に当たる農家=かほく市夏栗

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紋平柿初出荷、出来は上々 かほく特産 大嘗祭で献上へ

北國新聞(2019年11月1日)

かほく市特産の紋平柿(もんべいがき)の出荷作業が31日、同市夏(なつ)栗(ぐり)のJA石川かほく高松集出荷場で始まった。初日は、今年から設けられた最上位の出荷規格「プレミアム」の1箱など、だいだい色の晩秋の味覚約4トンが金沢市中央卸売市場に運ばれた。味、色形とも上々で、1日から店頭に並ぶ。天皇陛下の即位に伴う14、15日の大(だい)嘗祭(じょうさい)にも献上される。
 紋平柿は渋みを抜き、濃厚な甘みと滑らかな歯触りが特長で、高松紋平柿生産組合の農家81人が約19ヘクタールで栽培している。JA石川かほくによると今年は大きさ、色つやとも良好という。11月下旬まで、金沢市と関西方面の市場に50トンの出荷を見込む。プレミアム規格は糖度16度、重さ300グラムで、きり箱に6個入りで100箱の出荷を目指す。
 紋平柿は、大嘗祭に供える特産品「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」の一つで、当日は皇居内の悠(ゆ)紀(き)殿と主基(すき)殿の南側の庭積帳殿に置かれる。生産組合の岩野伸一組合長は「例年より大玉に仕上がった」と話した。

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