完成した冊子を紹介する職員=能登町の県柳田星の観察館「満天星」

完成した冊子を紹介する職員=能登町の県柳田星の観察館「満天星」

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オーロラ、彗星の史料集作る 能登の満天星

北國新聞(2019年11月7日)

 能登町の県柳田星の観察館「満天星」は6日までに、室町-江戸時代に観測された彗星(すいせい)とオーロラに関する古文書などをまとめた「加賀・能登の彗星・オーロラ史料」を作成した。県内に残る文献から情報を収集し、現代語訳に加え、詳細な解説を掲載している。同館で8日から始まる企画展「宇宙(そら)に一喜一憂江戸時代の天体ショー」(北國新聞社後援)で配布する。
 冊子はA4判38ページで、古文書や絵図など40点の史料が掲載されている。町教委の学芸員と満天星の職員が現代語訳と解説を担当した。
 能登町には、1729(享保14)年と1770(明和7)年にオーロラが発生したとする古文書が残っている。1769年にメシエ彗星が現れたことを示す挿絵もある。担当者は金沢市玉川図書館近世史料館や県立図書館が所蔵する文献も洗い出し、史料編さんに奔走してきた。
 近世史料館の文献には1825(文政8)年に出現した「ポンス・ビエラ・ダンロップ彗星」について、加賀藩士が日ごと出現位置を記録した実測図も確認されている。当時を生きた人々が天体に抱いていたロマンをうかがわせる興味深い内容に仕上がっている。
 町教委学芸員の寺口学さんは「一般の人にも理解を深めてもらえる内容で、ロマンあふれる数多くの史料があったことを知ってほしい」と話した。企画展は12月8日までで、藩政期に確認された天体に関する史料約20点を展示する。

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