石動・柏屋の一室に立つ柏山さん(左)と塩谷商事の社員

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離れ家 宿泊施設に再生 塩谷商事が小矢部で12月開業

北日本新聞(2019年11月26日)

 長く使われていなかった離れ家を改修した宿泊施設が12月上旬、小矢部市後谷でオープンする。サービス業の「塩谷商事」(高岡市)のリノベーション事業「和美再美(わびさび)」の第1弾。あいの風とやま鉄道石動駅から徒歩約5分の立地にあり、日本の伝統的な家屋や庭園を楽しめる。建物を所有する住民は「地域の活性化に役立ちたい」と話す。

 小矢部市後谷の会社役員、柏山孝夫さん(65)宅隣の築約50年の平屋建て木造住宅を活用した。離れ家として建てたが30年近く使っておらず、塩谷商事に相談して宿泊施設とすることが決まった。名称は「石動・柏屋」。旅館業法に基づく「簡易宿所」として12月9日のオープンを予定している。

 同社が手掛ける「和美再美」は空き家などを宿泊施設として再生し、県西部の活性化などにつなげるのが狙い。欧米の外国人旅行客をターゲットに定める。小矢部は金沢市などへのアクセスがいいなどの魅力があり「ポテンシャルが高く、新しい提案ができる」と評する。

 石動・柏屋は1日1組限定で、同社が管理・運営する。井波彫刻の欄間や赤い漆塗りの壁などはそのまま残し、風呂とトイレを設けた。ニシキゴイが泳ぐ庭は、モミジなどが四季折々の美しさを見せてくれる。近くに神社や寺院があり、伝統的な「日本」を存分に楽しむことができそうだ。

 市の中心市街地には宿泊施設がないため、柏山さんは「飲食店で食事をしてもらうなど、街を散策してほしい」とにぎわいづくりに役立てたいとしている。

 施設の詳細はホームページ(https://wabisabi-kashiwaya.jp)。

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