「入らずの森」に向かう参拝者=羽咋市の気多大社

「入らずの森」に向かう参拝者=羽咋市の気多大社

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「入らずの森」初の一般公開 羽咋・気多大社

北國新聞(2019年12月2日)

羽咋市の気多大社で1日、神域として立ち入りが禁じられてきた国指定天然記念物の社叢「入(い)らずの森」の神門が開かれ、初めて一般に公開された。天皇陛下の即位を記念するとともに、気多大社は環境が悪化した森を公開することで、自然を守る大切さを呼び掛けたいとしている。公開は31日まで。
 「氣の葉祭」に参拝し、祈願料を納めた人が対象となる。参拝者は国重要文化財の拝殿でおはらいを受けた後、肩掛けをしながら、神門から5メートル程度、樹齢数百年の原生林の中に進み、二拝二拍手一拝した。
 境内には早朝から長い列ができた。午前6時40分に家族4人で一番乗りした金沢市南森本町、医師小畑貴司さん(48)は「神々しかった。森にはかなり倒れている木も見えたので、自然環境を守っていかないといけない」と話した。
 内灘町向粟崎の自営業柚寛也さん(27)は「自然を感じて新鮮な気持ち。この機会をいただき、ありがたい」と目を輝かせた。
 入らずの森は、神職でも大みそかに奥宮祭祀(し)を営む時しか入ることが許されていない。これまで1983年に昭和天皇が訪れ、自然が守られるようにと祈りを込め歌を詠んだ。
 三井孝秀宮司は「環境や、鎮守の森を守ろうという気持ちになる元年であってほしい」と述べた。

 気多大社は2日以降の受付時間を午前8時半~午後3時に変更する。参列者が多かったため、受付終了時間を1時間半早める。

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