漁業者がサバの魅力を語った「わかさかな」のライブトーク=11月30日、福井県小浜市川崎1丁目の若狭フィッシャーマンズ・ワーフ

漁業者がサバの魅力を語った「わかさかな」のライブトーク=11月30日、福井県小浜市川崎1丁目の若狭フィッシャーマンズ・ワーフ

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若狭の鮮魚を午後にも 小浜・昼に品薄、店じまい解消へ

福井新聞(2019年12月5日)

 午後でも鮮魚が買える観光拠点を福井県小浜市内につくろうと、同市川崎1丁目の物産施設「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」を運営する若狭湾観光(同市)と、小浜よっぱらいサバを養殖する田烏水産、地元漁師などが協力するプロジェクトが始動した。開業に向けて観光客の感触をつかむため、試験販売イベント「わかさかな」を実施し、若狭の魚の魅力を発信している。

 若狭湾観光によると、若狭フィッシャーマンズ・ワーフの道を挟んだ向かい側には、鮮魚店が集まる「若狭小浜お魚センター」があり、休日には大勢の観光客でにぎわう。しかし、おおむね昼頃には品薄になり店じまいをしてしまうため、周辺では午後に鮮魚を購入できる場所がないことが課題だった。

 若狭フィッシャーマンズ・ワーフや同センター周辺一帯は、市が誘客を推進する「海の駅」エリア。午後に鮮魚を買える場所をつくり、観光客のニーズに応えようと若狭湾観光がプロジェクトを立案。開業時期は未定だが、田烏水産と契約し、11月30日から「わかさかな」を同物産施設内でスタートさせた。

 小浜で漁業や鮮魚店などに携わる人が、対談形式で魚の魅力を伝えるイベントで、30日は施設内の一角で田烏水産の浜家直澄相談役、同市宇久の宇久定置の浦谷俊晴社長が、よっぱらいサバの養殖の経緯、こだわり、漁業の歴史を語った。鮮度を保ったまま急速冷凍したよっぱらいサバやアオリイカの試食、販売もあり、観光客が早速買い求めていた。

 若狭湾観光の溝口裕之社長は「まずは販売のノウハウを身につけ、将来的には午後に鮮魚が買えるブースを設けたい」と見据える。田烏水産の横山拓也社長は「生産者や仲買人の思いをトークイベントで伝え、商品を購入できる場所をつくれたら」と意気込んでいた。

 わかさかなは12月7、8日、午後1~4時にも実施する。

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