子どもにプレゼントを配る上出さん(右)=加賀市の山中児童センター

子どもにプレゼントを配る上出さん(右)=加賀市の山中児童センター

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夏からひげ伸ばしサンタに 加賀の上出さん、活動10年

北國新聞(2019年12月22日)

 山中温泉観光ボランティアガイドの上出洵(まこと)さん(78)=加賀市別所町=が毎年12月、自慢の白髭をたくわえ、サンタクロースになりきって市内児童施設を回っている。ひげはクリスマスに向けて7月から伸ばし始め、顔の半分をすっぽりと覆う長さに。活動は10年間続けるボランティアの一環で、地元では誰もが知る「サンタのおじさん」として子どもたちに笑顔のプレゼントを届けている。
 上出さんは10年前に漆器関係の仕事を定年退職した後、生まれ育った山中温泉のために何か貢献できないかと考え、ボランティアガイドを始めた。子どもへの紙芝居の読み聞かせなどにも精力的に取り組む中、若い頃から伸ばすことが多かったひげを生かし、12月になるとサンタになりきるようになった。
 「白髭サンタ」は評判を呼び、活動はいつしか地域の恒例行事に。今年は18日に市山中児童センター(山中温泉西桂木町)で開かれたクリスマス会に登場し、2歳以下の幼児とその親7組にプレゼントを贈った。21日にも「学童クラブわかたけ」(別所町漆器団地)で毎月1回行う絵本の読み聞かせに、サンタ姿で参加した。
 10センチほどの長さに伸びた上出さんのひげに子どもたちは興味津々の様子で、「本物だー」と驚きの声を上げ、ひげを触ったり引っ張ったり。「わかたけ」に通う山代小5年の奥泉あんずさんは「みんなが知ってる地元のサンタさん。クリスマスの紙芝居が毎年の楽しみ」と声を弾ませた。
 上出さんは自身の家族が集まるクリスマス会で2人の孫にサンタ姿を披露するのが毎年の締めくくりだ。その後、12月末には伸ばしたひげをそり、新年を迎える。
 サンタになりきる理由を「人と触れ合うことが好きだから」と話す上出さん。「自分自身が活動を通じて元気をもらっている」と充実した笑顔を浮かべた。

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