装いを新たにした三光堂(中央奥)と伽藍が横一直線に並ぶ「三堂並立」が特徴の妙成寺境内=羽咋市滝谷町(小型無人機から)

装いを新たにした三光堂(中央奥)と伽藍が横一直線に並ぶ「三堂並立」が特徴の妙成寺境内=羽咋市滝谷町(小型無人機から)

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妙成寺三光堂 40年ぶり屋根ふき替え

北國新聞(2019年12月29日)

 羽咋市滝谷町の日蓮宗本山妙成寺で28日までに、国重要文化財「三光(さんこう)堂」の屋根の葺(ふ)き替えが終わり、40年ぶりに新たな輝きを放った。本堂、祖師(そし)堂とともに、伽藍(がらん)が横一直線に並ぶ「三堂並立(さんどうへいりつ)」が特徴の境内で、装いを一新した三光堂の屋根は上空からもひときわ目に付いた。
 三光堂は1623(元和9)年に建立され、日天(にってん)・月天(がってん)・明星天(みょうじょうてん)を安置し、天下太平や加賀藩前田家の武運長久を願ったとされる。
 こけら葺きの屋根は劣化が進み、一部で雨漏りが見られたため、昨年11月から国や石川県、羽咋市の補助を受け、薄板の張り替えや耐震補強工事を進めてきた。残る土間工事を終え、来年3月末に完成の予定だ。
 新たな装いで新春を迎えることになり、山川知則執事長は「たくさんの方にお世話になった。貴重な文化財を守り、後世に伝えていかなければならない」と話した。今後、国重要文化財「書院」の屋根の葺き替えと耐震補強工事を行う。

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