深海魚リュウグウノツカイが11日、生きた状態で七尾市ののとじま臨海公園水族館で展示された。生きた個体の展示は貴重で、同館では昨年12月18日以来3例目、計4匹目となった。
展示された個体は体長約4メートルで、七尾市庵町沖の定置網に入った。来館者は「赤い背びれがきれい」などと歓声を上げ、ダイバーとともにゆっくりと泳ぐ姿をカメラに収めた。
リュウグウノツカイは水槽に移してから短時間で死ぬケースが多いが、今回は同館の水槽展示の最長記録3時間半を更新した。同館によると、夕方には水槽の底から動かなくなったという。