いしかわ動物園(能美市)の飼育員林皓太さん(25)=野々市市=が22日までに、担当するマゼランペンギンの生態を分かりやすく伝えようと手描きのイラスト入りの解説ポスターをつくり、掲示を始めた。愛らしい絵は子どもたちに人気で、林さんはポスターを増やし、ペンギンの魅力を伝えたいと意気込んでいる。
ポスターはA4判で、成鳥とひなで羽の模様が異なることや、泳ぐ際に水平の姿勢になることなどを解説した4枚を製作した。
同園では動物の飼育員がそれぞれ趣向を凝らした展示や解説文を掲示している。ただ、林さんのような手描きのイラストは珍しいという。このほかにも園内のイベントや学習センターの企画展などで使うポスターを制作している。
林さんはもともと絵を描くことが得意だったといい、「特技を生かせるのがうれしい。飼育している25羽のマゼランペンギンを1羽ずつ描いて、それぞれ個性があることを伝えたい」と話した。