粋な音色をしっとりと響かせる西下町の若連中

粋な音色をしっとりと響かせる西下町の若連中

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夜の城端粋な音響く 曳山祭寒稽古始まる

北日本新聞(2020年2月4日)

 5月に行われる国重要無形民俗文化財・城端曳山(ひきやま)祭に向け、ことしの当番町を務める西下町の若連中が3日夜、南砺市城端の西下町公民館で庵唄(いおりうた)の寒稽古を始め、三味線や篠笛(しのぶえ)、唄に磨きをかけた。

 約300年の伝統を誇る祭では、豪華絢爛(けんらん)な曳山と共に、料亭や茶屋を模した庵屋台で若連中が庵唄を奏でる。江戸端唄(はうた)の流れをくむ粋な音色で情緒を引き立てる呼び物の一つで、6カ町の若連中はそれぞれ、寒稽古から祭へ向けて本格始動する。

 同日の寒稽古には西下町の若連中「諫鼓(かんこ)共和会」のメンバーやOBら13人が参加。ことし奏でる「宇治茶」を繰り返し練習し、夜の町内に粋な音色をしっとりと響かせた。同会代表で6カ町の若連中を束ねる庵連合会長の今井兼紀さん(43)は「先人から受け継がれてきた大切な祭。しっかり稽古を重ね、本番に臨みたい」と話した。7日まで毎日稽古する。

 他の町内も、1週間程度寒稽古に励む。祭は5月4日に宵祭、5日に本祭が行われる。

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