江戸時代のひな人形を並べる若杉副住職

江戸時代のひな人形を並べる若杉副住職

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12年ぶり「ひな祭り展」 富山の佛照寺

北日本新聞(2020年2月5日)

 富山市高屋敷の浄土真宗本願寺派佛照寺(若杉円美住職)は、同寺で12年ぶりに「ひな祭り展」を開き、江戸時代から現代までの歴史を感じさせるひな人形を展示している。25日まで。

 若杉住職が全国各地で収集した江戸、明治時代のひな人形や装飾品など約100点を同寺で保管している。貴重な人形を見てもらおうと、2008年に初めて公開。好評で展示を要望する声が多くあったことから、再び飾ることを決めた。

 面長の顔が特徴の江戸時代に製作された男びなと女びな、漆塗りのたんすや重箱などの調度品が並ぶ。時代によって人形の顔立ちや着物の風合いが異なるといい、若杉妙圓副住職(75)は「違いを楽しんで見てほしい」と話した。

 午前9時半~午後4時半に鑑賞できる。入場料は1人千円。お茶と季節のお菓子が付く。入場料の一部は北日本新聞社を通じて、昨年の台風19号の義援金として被災地に贈る。問い合わせは同寺、電話076(424)7288。

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