星野リゾート(軽井沢町)が運営する軽井沢町の温泉施設「星野温泉トンボの湯」は2月の毎週土日曜日に、ミカン科のダイダイを湯船に浮かべる「橙(だいだい)湯」を開いている=写真。昨年は3日間の開催だったが、客の要望などを受け計9日間に拡充した。
ダイダイは正月飾りに使われる縁起物。温泉に入れるとほのかな香りが漂い、鮮やかな色が楽しめる。期間中は、男女の内湯に1日で計約800個を使う。
星野温泉ではショウブ、リンゴ、ユズを入れる「季節湯」を随時開いており、今回もその一環。施設のマネジャー金〓秀(キムミンス)さん(29)は、使い終わったダイダイでろうそく立てを作り敷地内に並べる演出も予定しているといい、「いつもの温泉と違う楽しさを感じてリラックスしてほしい」と話している。
(〓は、王ヘンに文)