巧みに「でく」を操る出演者=白山市東二口歴史民俗資料館

巧みに「でく」を操る出演者=白山市東二口歴史民俗資料館

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哀愁の調べ、でくが舞う 白山で東二口文弥まつり開幕

北國新聞(2020年2月9日)

 国重要無形民俗文化財「尾口のでくまわし」を上演する「東二口文弥まつり」は8日、白山市東二口歴史民俗資料館で開幕した。継承する東二口文弥人形浄瑠璃保存会員が、哀愁のこもった「泣き節」の語り口に合わせて「でく」と呼ばれる人形を巧みに操り、観客が人と人形が一体となった「でくの舞」に見入った。
 開演を告げる三番叟(さんばそう)と口上に続き、源義経が元服するまでの人間模様を描いた「源氏烏帽子折(えぼしおり)」を会員が熱演した。
 金沢工大の学生4人が人形を操る「舞い手」として参加。5年前から会員に交じり稽古に励んでいる白山市明光小4年の山口蒼和君(10)も進行を手伝い、将来の活躍を誓った。
 でくまわしは350年以上前から、旧尾口村の東二口と深瀬に伝わる人形浄瑠璃。東二口文弥まつりは入場無料で、16日まで行われる。上演日程は次の通り。
 ▽9日午後2時「酒呑童子」▽15日午後7時「出世景清」▽16日午後2時「大職冠」

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