6連覇とシーズン4冠を喜び合う北國銀行のメンバー=白山市の北國銀行SC

6連覇とシーズン4冠を喜び合う北國銀行のメンバー=白山市の北國銀行SC

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北國銀6連覇 ハンド日本リーグ、プレーオフ中止

北國新聞(2020年3月5日)

日本ハンドボールリーグ機構は4日、新型コロナウイルスの感染拡大で第44回日本リーグのプレーオフを中止すると発表、女子で北國銀行ハニービーの6季連続7度目の優勝が決まり、佐々木春乃が最優秀選手賞を初めて獲得した。
 プレーオフ中止は東日本大震災が起きた2011年以来2度目。途中で取りやめとなったレギュラーシーズンの順位が最終順位となり、12勝3分け1敗で1位の北國銀行は全日本社会人選手権、国体、日本選手権を合わせ、4季ぶり2度目のシーズン4冠に輝いた。
 佐々木は2度目のベストセブン賞と初の7メートルスロー得点賞(40点)も獲得。ベストセブン賞は佐々木のほか、秋山なつみ、大山真奈が初めて、ベストディフェンダー賞は主将の塩田沙代が6度目、シュート阻止率賞は馬場敦子が0・462で初めて獲得した。
 13~15日に予定されていたプレーオフに向け、白山市の北國銀行スポーツセンターで練習中の選手は「試合をして、優勝を果たしかった」と口をそろえた。それでも、6連覇とシーズン4冠に胸を張り、荷川取義浩監督は「チーム力でよく苦戦をしのいだ」と拍手を惜しまなかった。
 佐々木は「次は東京五輪。世界と戦う体づくりをして、自信を持ってコートに立ちたい」と心はすでに晴れ舞台へ。塩田も「五輪の舞台で力を発揮したい」と意気込んだ。
 昨年9月末に負った左膝の大けがから回復目覚ましい横嶋彩は「日本のエースは私。絶対に(五輪に)出ます」ときっぱり。
 それぞれが熱い思いを胸に4月からの日本代表候補合宿で懸命にボールを追い、6月18日の代表発表を待つ。

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