こまつ看護学校(小松市)の卒業・閉校合同セレモニーは6日、同校が入る公立小松大末広キャンパスで開かれ、最後の卒業生となった看護学科の37人が新たな一歩を踏み出した。同大への再編に伴い、25年の歴史に幕を下ろす。
卒業生代表の池田茉央さんが、涙ながらに感謝の思いを語り「患者によりよい看護を提供できるよう学び続ける姿勢を忘れず、日々まい進する」と決意を示した。飛田敦子校長が式辞、理事長の和田慎司市長が告辞を述べ、出戸清克市議会議長、市民病院の太田裕子看護部長が祝辞を贈った。
こまつ看護学校は1995年4月開校。同校と小松短大を統合して公立小松大が設立されたことで、今月末で閉校となる。
式では、東野義信市医師会長が卒業生をたたえ、同大保健医療学部の北岡和代学部長が引き継ぎ宣言、同校の片山美穂教務部長が閉校宣言した。記念誌が出席者に配布された。