ドローン用の高精度3Dマップを説明する関係者=加賀市役所

ドローン用の高精度3Dマップを説明する関係者=加賀市役所

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ドローン用3Dマップ 高精度飛行が可能 加賀市

北國新聞(2020年3月28日)

 加賀市とソフトウエア開発のトラジェクトリー(東京)が取り組んできた小型無人機「ドローン」用の高精度3D(次元)マップが27日までに完成し、発表会が同日、市役所で開かれた。関係者はドローンの自動飛行に不可欠な航空管制システムや、シミュレーション飛行を可能にする技術に期待を寄せた。
 人が操作せずにドローンを飛ばすには、建物や樹木といった障害物を避ける飛行ルートの設定が必要となる。通常は設定に1、2週間を要するが、高精度な3Dマップがあれば、始点と終点を定めるだけで人工知能(AI)が数秒でルートを探してくれる。
 市と連携協定を結ぶ同社が昨年12月から同市塩屋町で3Dマップ用にドローンの空撮を続け、塩屋町全域と旧緑丘小周辺の3平方キロのマップを完成させた。
 衛星写真の地図精度は数メートルで誤差が大きい。空き地に自動着陸させるつもりが、隣接する建物の上に降りる恐れもあるという。今回のマップは地図精度が平均7・4センチという高精度で、建物の形状も詳細に把握できるため、正確な自動飛行ができ、同社などによると、世界初の技術という。
 2021年度中にマップの範囲を市全域に広げる計画で、宮元陸市長は「災害時の物資輸送や、住民避難のシミュレーションも容易になる」と話した。

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