北市漆器店が製作したマスク=加賀市別所町

北市漆器店が製作したマスク=加賀市別所町

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加賀友禅でマスク おしゃれにコロナ禍克服

北國新聞(2020年4月11日)

 漆器製造販売・工芸セレクトショップ運営の北市漆器店(加賀市)は10日までに、手染めの加賀友禅マスクを製作した。新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄となったことを受け商品化した。
 マスクには奥田染色(金沢市)が小紋文様に染めた綿素材と、ゴム入り織物の一大産地であるかほく市産の合繊ひもを用い、加賀市の契約工場で縫製した。フィット感や意匠性に優れ、手洗いして繰り返し使えるのが特徴だ。
 北市漆器店の北市博之社長(59)が本業を生かしたマスク開発を取引先に持ち掛け、加賀友禅や牛首紬(つむぎ)、能登上布などの中からコスト、機能面を考慮して素材を決めた。プリーツ型(税別1500円)と立体型(同1800円)で赤、青2色を用意したところ、日本料理店の従業員などからも引き合いがあるという。
 北市社長は種類を増やしていく考えで「おしゃれな1枚で落ち込んだ気分を和らげてほしい」と話した。

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