松本市奈川の直売所「ながわ山彩館」が、ウドやワラビ、コシアブラなど山菜の宅配に力を入れている。新型コロナウイルス感染拡大で、来店できない遠方の人にも旬を味わってほしいと、SNS(会員制交流サイト)でアピールしている。
ウドは1キロ千円で、送料などを含め関東や中部地方に宅配する場合は1600円。生産者の中野美樹さん(33)によると、今年は天候に恵まれて「太くて長い」。地元ではウドとサバ缶が入ったみそ汁「ウド汁」で食べる他、酢みそあえや葉の天ぷらがおいしいという。今月下旬まで出荷する予定だ。
今月上旬からフェイスブックで紹介し、県内外から注文が寄せられている。指定管理者として同館を運営するふるさと奈川の一志千春さん(45)は「奈川の味を楽しんでほしい」としている。問い合わせや注文は同館(電話0263・79・2815)へ。