大鹿村は7月、村内に宿泊する場合に最大5千円を割り引くクーポン券の発行を始めた。旅館やペンションなど計11施設で利用でき、限定千枚でなくなり次第終了となる。新型コロナウイルスの影響が懸念される夏の観光客の入り込みを呼び戻そうと企画した。
クーポン券は国の交付金を活用。宿泊料金1人当たりの半額を上限5千円で割り引く。他の割引券との併用はできない。塩辛い湯で知られる同村鹿塩の「鹿塩温泉」では、クーポン券付きの宿泊プランを売り出すなど、誘客に乗り出す施設もある。村観光協会は「旅館や民宿では川魚や夏野菜を使ったメニューが充実する季節。ブルーベリー狩りなどと合わせて滞在を楽しんでほしい」としている。
クーポン券は各施設で発行し、利用できる条件やプランはそれぞれ異なる。問い合わせは村観光協会(電話0265・39・2929)へ。