瑞龍寺にある石仏の前でマップを示す四津谷住職

瑞龍寺にある石仏の前でマップを示す四津谷住職

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高岡の観音霊場マップ作製 瑞龍寺・まちの駅ネットワーク

北日本新聞(2020年8月16日)

 高岡市内の寺などに設けられている「高岡新西国三十三観音霊場」を巡ってもらおうと、国宝瑞龍寺(同市関本町)とまちの駅ネットワーク高岡が、全33カ所を紹介するマップを作った。参拝するとご利益があるとされ、同寺は「一覧できるマップを手にぜひ巡ってほしい」と話している。

 高岡の観音霊場は昭和初期、市内の寺院関係者ら有志が設けたとされる。日本の代表的な仏教巡礼地として知られる西国三十三所にならい、関西を中心とした霊場から持ち帰った砂を、境内などに祭った高さ約1メートルの石仏の下に埋めてあるという。参拝すれば西国三十三所を巡ったことになり、ご利益があると伝わる。

 新型コロナウイルス感染拡大で遠出を控える人もいる中、地域の魅力に触れてもらいたいと、高岡の霊場の一つになっている瑞龍寺の四津谷道宏住職が発案し、市内のデザイン会社と製作。まちの駅が協力した。

 マップでは第1番札所(ふだしょ)の龍雲寺(高岡市利屋町)から33番の繁久寺(同市芳野)までの位置を示し、各寺の石仏を写真付きで紹介。札所の番号が同じである西国三十三所の寺院名も記した。

 A3判(じゃばら折り)カラーで3千部作った。瑞龍寺のほか、市内のまちの駅で無料で手に入る。四津谷住職は「高岡の魅力を再発見してもらいたい」と話している。

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