石川など28都県64カ所で22日、新型コロナウイルス収束を祈願し、コロナ禍に苦しむ全国の花火業者や人々にエールを送る花火が同時刻に打ち上げられた。県内では、かほく市で北陸火工(同市)による130発が夜空を鮮やかに彩った。
4号玉で幕を開け、ハートや笑顔を描く花火も上がった。7号玉5発と8号玉10発の大玉が夜空に大輪を咲かせ、きらめくような金色の50連発を打ち上げる華やかな演出で締めくくった。
かほく市商工会青年部が打ち上げに必要な資金を寄付した。北陸火工の窪田悠樹子専務は「花火を通じて多くの人に元気が届き、笑顔が広がってくれればうれしい」と話した。