主君の織田信長を討った戦国武将、明智光秀の生涯を描くNHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の全国巡回展が9月17日、福井県福井市のNHK福井放送局で始まった=写真。人物の等身大パネルや衣装など約60点が並び、ドラマの世界観が楽しめる。22日まで。
下克上の象徴ともいえる「本能寺の変」の首謀者光秀は、その後わずか10日ほどで豊臣秀吉に敗れこの世を去った。「三日天下」「天王山」などの言葉を残した歴史的事件の主役となりながら、その生涯はいまだ多くの謎に包まれている。
会場には光秀や信長など10体の等身大パネルや、色鮮やかな衣装のレプリカが並ぶ。ほかに、ドラマで使われた明智家の家紋が入った扇子や、光秀が描いた火縄銃の詳細図、お手玉、すごろくの道具、サイン色紙18点もある。
巡回展は1月に岐阜県で始まり、福井は5カ所目。