出荷されたダイコンを選別する関係者=羽咋市のJAはくい園芸総合集出荷場

出荷されたダイコンを選別する関係者=羽咋市のJAはくい園芸総合集出荷場

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秋冬ダイコン品質上々 JAはくい、出荷開始

北國新聞(2020年10月8日)

 金沢市に次ぐ県内第2のダイコン産地である羽咋市で7日、JAはくいそさい部会による秋冬ダイコンの出荷が始まった。初日は市内の5生産者が砂丘地と赤土畑で育った16・5トンを持ち込み、関西方面の市場などに運ばれた。
 ダイコン栽培は、スイカ収穫後の8月中旬に始める農家が多く、今年は1軒増の11生産者が16・6ヘクタールで作付けした。8月中旬以降の少雨と高温で発芽不良が一部で見られたが、9月の降水もあって持ち直し、11月上旬までに例年より約100トン多い770トンの出荷を見込む。
 7日は早朝から生産者が「夏つかさ快」を収穫し、羽咋市中川町のJAはくい園芸総合集出荷場に持ち込んだ。ダイコンは洗浄の後、昨年導入されたダイコン自動選別機に掛けられ、大きさ別に5分類された。担当者らは曲がり具合や傷の有無などで「秀」「優」「良」やカット野菜用に格付けした。
 4月に57歳で急逝した山上康さんに代わって部会長に就いた長浜恵司さん(63)は「品質はいい。煮崩れしにくく、おでんにすると味が染み、はしで切れるほど柔らかい。サラダでもおいしい」と勧めた。

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